すごい戻し。
この2日で+506という。株は良く分からない。
瞬間的な変動
株価は良く分からないタイミング、良く分からない理由で、瞬間的に変動することが多い。
一週間で相当下がったなあと思ったら、その下げ分の半分以上を2日で戻したりと、全く予測がつかない。
オルカンを一生ホールドし続ける戦略が良いというのは、裏返せばこれ以外にまともに機能する戦略がないとも言える。
トータルで見る、ということの困難さ
「トータルで見れば右肩上がり、年間7%程度の上昇」なんて言うけれど、内実はこんな感じだ。
30%下がった後に40%上がれば、トータルで見れば10%の上昇なのだ。これを毎年繰り返せば、確かに毎年10%の上昇していると言える。でもこれに納得できるだろうか。
人間の本能は極めて近い時間軸の物事を大きく評価するように設計されている。だから長期的に見て利益があると理性で判断していても、本能は今このときに下落しているという事実を猛烈に評価してくる。
常に理性的に振る舞うのは簡単ではない。
理性に賭けると決める
たぶん重要なのは、本能が近い物事を強く評価するという性質を持っているいうことを認識することだ。
そしてその上で、理性的に判断したことを、何があっても信じると誓うことだ。
オルカンは長期間保有すれば必ず勝つ。歴史的には勝率100%なのだ。これは理性によって導き出された結論だ。人類の中でも最高峰の知性が、しかも複数人が導き出した結論である。
これに対して、自分ごときの何の才能も努力もしていない一般人の、しかも本能的な部分で下した判断が、より正しい可能性など存在しない。
だから、本能がどれだけがなり立てて、「非合理だ、間違っている、今すぐ撤退したほうが良い」と主張しても、それに一切耳を貸さないと決めることだ。
自分の感情を信用しない。何があっても理性を信用すると決める。
その態度を20年続ければ、大きな利益を得られるだろうと思う。