結局、自分の考えを介入させることが、株式投資においてはマイナスになりやすいという事実が一番の理由だと思う。
売買に自分の考えを介入させない
株価が安いときに買って高いときに売るという、いわゆる「マーケットタイマー」はうまく行かないらしい。
今はアメリカの株が絶好調で、割安だと(今後上がると)考えて乗り換える人はそれなりにいるように思う。
でもそれらはあくまで個人の予想であって、予想は当たることもあれば外れることもある。
確実に未来が予想できるのなら、株式投資で億万長者になることはすごく簡単だろう。
どの期間を切り取るのか
よくオルカンよりもS&P500のほうが良いとされる根拠に、ここ二十年くらいのリターンの高さが挙げられるが、それはあまり当てにならない。
過去のリターンは、未来のリターンを保証しないからだ。
そして未来のリターンを予想しようとしても、不可能であるという事実がある。
オルカンを持ち続ける理由はこの辺りに集約されると思う。つまり、過去の値動きがどうであれ、未来のリターンは誰にも予想できないのだから、全世界の株式市場の平均値に収束するであろうオルカンを淡々と買い続けて永続的にホールドする、という戦略が最適となるのではないか。
なんてことを思いながら、絶好調の米国株を横目にオルカンをホールドし続けるのだった。