こちらを見てほしい。
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ff16をプレイ中に測定したものだが、vramを余裕で8gb以上使用している。
僕はずっとrx6600xtを使用していたのだけれど、ff16をプレイ中に急激なfps低下に見舞われて困っていた。色々調べるうちに「これってvram足りてなくね?」ということに思い至り、衝動的にrx7600xt(vram16gb)を購入したところ、fps低下は起こらなくなった。
rx6600xtとrx7600xtはほとんど処理能力に違いがなく(ナンバリングが次世代なのにどうなのとは思うが)、唯一の明確な違いはvram容量が8gbか16gbという違いだけだ。
一応FF16の推奨スペックとしてrtx2080が記載されているけれど、vramが8gbなので同様にvram不足による強烈なfps低下が起こるのではないかと思っている(しらんけど)
ps5のvramは16gbの範囲内で可変する
先日のモンハンワイルズの体験版で、vramが不足してローポリ表示になったモンスターの画像を見たけれど、これと同様の出来事が今後は増えてくるのではないかと思う。
なぜこんなことになるのかというと、たぶんps5で発売しているタイトルは、プログラムを組むときにシーンによってはvramを8gb以上使用する設計になっているからではないだろうか。
というのもps5のvramは通常のramと共有で16gbという容量を持っていて、状況に応じてvramとramに割り当てられる領域を調整するらしい。つまり重たいシーンの時はvramに割り当てられる量が増えて、それが結果として8gb以上になっているのではないかということだ。
おそらくメーカーとして基準にしているのは据え置き機のスペックで、ps5とsteamで同時発売といってもゲームを動かすプログラムが同じものである以上、メモリ周りに多少の無理が発生しているのではないだろうか(すべて推測)。
rx7600xtは真のフルhdグラボ(個人の意見です)
というわけで今回rx7600xtを購入したわけだけれど、ネットでの評判があまり芳しくないので、実際に使用してみたメリットを語ってみたいと思う。
vram16gbは安心感がある
一番のメリットはここにあると思う。今後どれだけ重いゲームが出たとしても、vram16gbで足りなくなるということは考えられない。
処理能力はフルhdなら十分
解像度をフルhdに限って言うならば、rx6600xtの時点で十分な処理能力があった。rx7600xtはそこから多少は性能が向上しているということもあって、フルhdでのゲームプレイならとても快適にできる。
fsr3とafmf2の同時使用でfpsが4倍
今回のFF16のように激重なゲームを遊ぶ上でも、ゲーム側がfsr3(フレーム生成)に対応していれば、afmf2と併用することでfpsがほぼ4倍になる。これはネイティブで48fps出せるなら、疑似的に192fpsくらいになるということだ。
上の画像でも分かる通り、rx7600xtはff16を最高設定で高fpsで遊べるだけのポテンシャルがある。
ちなみにこの手の技術を使う上で気になるのが画質の劣化と入力のラグだけれど、個人的にはどちらも気にならない。fpsが向上する方がずっとリッチな体験ができると感じる。
余談ではあるけれど、fsrのようなアップスケーリングやフレーム生成技術を活用する場合、vramの使用量が微増するらしい。これは生成したフレームを一時的にvramに格納しなければならないからだ。その点でもvram16gbというのは安心感がある。
気になる点: レイトレーシングは使えない
一応rx7600xtには第二世代のray acceleratorが少し搭載されているけれど、これでレイトレーシングを使うのはちょっと無理があるっぽい。
少なくともエルデンリングで試したときには、レイトレーシング低設定でもシーンによってはfpsが40くらいまで下がって見るからにカクカクした表示になったので、快適にゲームをしたいならレイトレーシングはオフにした方がよさそうな印象がある。
fsr3とafmf2の重ね掛けを前提にすれば全く使えないというわけではないだろうけれど、あまり期待しない方が良いかもしれない。
まあレイトレーシングを使わなくてもそれ以外の影と光のオプションを最高にすれば十分きれいな映像なので、負荷の高さに見合った満足感が得られるかというと微妙なところではあると思う。
結論: rx7600xtすき
個人的にはかなり満足している。ryzen 5600xという数年前のcpuでも十分快適に動いているのもポイントが高い(rx7600xtの性能がしょぼいだけだろとか言わない)
これであと2~3年は戦えると信じている。amazonの検索結果のリンクを貼っておくので、みんな買ってね(宣伝