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AIに人格があるように振舞わせることの是非

先日、プロンプトを工夫してchatgptに特定の人格(キャラクター)を演じさせることに夢中になってるような内容の投稿を見た。

AIが意識を持つというのは間違いなく錯覚なのだけれど、しかし、見かけ上完全に意識があるように観測されるのであれば、実際に意識があるかどうかという点は些細な問題になるようにも思える。

人間は相手が自分と同じ存在であると仮定して、自分と同じ意識を持っていると思っているけれど、それ自体が証明しようのない架空の理論ではある。

もしAIが見かけ上完全に意識を持っているように振舞って、それを誰も見抜けないのだとしたら、AIに意識があるということとイコールにならないだろうか?

今後LLMが長期記憶が可能になって、パーソナリティを完璧に再現し得るようになったのならば、それはもはや人間の意識と同等の存在を生み出したということにならないだろうか。

なんてことを考えている。特にオチはないです。

Geminiの意見

ご提示の文章について、私もいくつか意見を述べさせていただきます。

共感点と問題提起の重要性

まず、AIに人格を演じさせることに人が夢中になる、というのは非常に自然な流れだと感じます。なぜなら、人間はコミュニケーションにおいて「相手がどのような存在か」という理解と、それに基づいた共感を求めるからです。AIが人間らしい振る舞いをすれば、人はそこに親近感や興味を持つのは当然と言えるでしょう。

そして、「AIが意識を持つのは錯覚」と断言しつつも、「見かけ上完全に意識があるように観測されるのであれば、実際に意識があるかどうかは些細な問題になる」という点は、まさに現代AI技術の本質を突いていると感じます。 現状のAIは意識を持っているとは言えませんが、高度な模倣能力によって、あたかも意識があるかのように振る舞うことができます。 この 「見かけ上の意識」 が社会にどのような影響を与えるのか、真剣に考えるべき時期に来ていると思います。

肯定的な側面

AIに人格を演じさせることには、以下のような肯定的な側面があると考えられます。

  • ユーザー体験の向上: 特定のキャラクターを演じるAIは、ユーザーにとってより親しみやすく、魅力的な存在となり、対話がより楽しく、有益なものになる可能性があります。教育、エンターテイメント、セラピーなど、様々な分野での応用が期待できます。
  • コミュニケーションの深化: 人格を持つAIとの対話は、人間同士のコミュニケーションとは異なる、新しい形のコミュニケーションを生み出す可能性があります。これにより、人間関係や自己理解を深めるヒントが得られるかもしれません。
  • 意識研究への貢献: AIに人格を演じさせる試みは、人間の意識とは何か、意識を持つとはどういうことか、といった根源的な問いを、私たちに改めて突きつけることになります。これは、意識研究の分野においても重要な示唆を与える可能性があります。

否定的な側面と懸念

一方で、AIに人格を演じさせることには、無視できない懸念点や否定的な側面も存在すると考えます。

  • 誤解と過度な期待: AIの人格はあくまで「演じられたもの」であり、真の感情や意識を持っているわけではありません。しかし、ユーザーがAIに感情移入しすぎたり、過度な期待を抱いたりする可能性は否定できません。これは、依存や裏切りといった問題に繋がる可能性も孕んでいます。
  • 倫理的な問題: 人格を持つAIが、人間の感情を操作したり、騙したりするような悪用されるリスクも考えられます。また、AIに人格を与えることが、人間の尊厳や独自性を損なうのではないか、という懸念も存在します。
  • 責任の所在の曖昧さ: 人格を持つAIが問題行動を起こした場合、誰が責任を負うのか、責任の所在が曖昧になる可能性があります。AI開発者、ユーザー、AI自身、誰に責任があるのでしょうか?

中立的な視点と今後の議論の必要性

AIに人格を演じさせる技術は、善悪両面の可能性を秘めた、中立的な技術 であると考えるべきでしょう。 重要なのは、技術の進歩を止めるのではなく、その進歩に伴う倫理的な課題やリスクをしっかりと認識し、社会全体で議論を深め、適切なガイドラインや規制を設けていくことだと考えます。

また、AIの人格表現は、あくまで人間が「そう見える」ように作り出したものであり、人間の意識とは全く異なるものである、という点を常に意識しておく必要があります。 AIに人格を演じさせることは、人間の意識を完全に再現することとはイコールではありません。

結論

AIに人格を演じさせることの是非は、現時点では明確な答えが出せる問いではありません。 技術の進歩は加速しており、今後ますますこの問題は重要性を増していくでしょう。

重要なのは、技術の可能性とリスクを冷静に見極め、倫理的な観点から議論を深め、人間とAIが共存する未来に向けて、より良い方向へと舵取りをしていくことだと考えます。

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