下げ。
まあそうなるでしょう感。先週終わりの2日間が異常な上がり方だったし。
常識的な方法
オルカンのリターンは常識的な範囲に収まる。時価総額の高い企業に順張りをして、世界経済の発展に追随するという設計の商品だから、当たり前ではある。
ビットコインを50万円とかそれくらいで買って、1000万円のときに売っていれば、これは非常識的な利益だ。それだけリスクを取ったからリターンがある。
不確定なものに大金を投じれば、大体の場合は屍になって終わるけど、稀に本物の場合があって、莫大なリターンがもたらされる。
でもこれって「宝くじが当たる人は存在する」レベルの不確実性、非常識さなので、あまり考えないほうがいいんじゃないだろうか。
期待と現実
正直なところ、僕は2年間くらい宝くじを買っていた。多分20万円くらい買っただろう。
一回だけ18万だかの当選金が出たので、マイナス額は数万円程度だろうが、これでも相当にラッキーだったと思う。
なぜ宝くじを買ったのか? 理性ではまず当たらないことを理解していながら買ってしまうのは、大金が当たると期待して、その期待がさも現実に起こると錯覚してしまっていたからだ。
本能に負けたのだ。
理性的に考えれば、自分がどれだけ一途に当選を信じるかという点と、実際に当選するかの間には、何の因果関係もない。
個別株集中投資、ビットコイン、エトセトラ。理性的に判断してこれらに投機するならいいけれど、それが本当の意味でできるのは極々少数の天才のみだろう。
成功している人は自分が成功した方法を語る
その方法に他人が真似できる部分はあるのだろうか?
別の生き物の生態を聞くくらいにしておいたほうが良いんじゃないだろうか。チーターが80キロで走れるからと聞いて、自分も80キロで走ろうとトレーニングを積むのはアホだろう。
たぶん凡人には「何の根拠もないリスクに身を投じて生きるか死ぬかのギャンブルをする」か、「理性と忍耐で長期間を耐え抜いてささやかな資産を形成する」のどちらかしか許されていない。
あるいは、「色々と行動して自分に向いた方法でそれなりの金を稼いで、常識的な方法で投資する」という方法もあるにはある。それができている時点で凡人ではないと思うが。
そもそも凡人という括りがあまり良くなくて、色々なステータスに割り振った人間が何十億人いるという認識をしたほうが良いのかもしれない。