上昇。
このまま上がってくれるといいけど。
オルカンはリターンが低い?
米国株も日本株も絶好調なので、なんだか最近は「オルカンなんてリターンの低い情弱向け商品」みたいな扱われ方が一部でされている。
まあ否定できない部分もある。
オルカンは数ある株式投資商品の中でも一番脳死で投資できるものだ。全世界に分散して、リバランスも自動でやってくれる。
何も考えなくてよいという部分が、オルカンの大きなメリットだ。そこを否定するというのなら、まあ情弱向け商品ということになるのかもしれない。
あとオルカンは全世界に分散しているから、今現在勝っている国のインデックスと比較すると、当たり前だがリターンは劣る。
オルカンは原理上、一位になる可能性はない。必ずオルカンの指数(ACWI)を牽引している国が最高のリターンを上げ、オルカンの順位は五位とか六位とかになる。
それでいい
ここまで聞くとS&P500とかに乗り換えたくなってくるだろうが、本当にオルカンは劣っているのだろうか?
僕はそうは思わない。「何も考えなくても、世界市場の平均を取り続ける」というオルカンの性質が、唯一無二だと感じるからだ。
投資資金が数百万のうちはいい。でもこれが何千万、下手したら一億超えの資産を扱うようになったとき、それを個人の裁量で適切に配分できるだろうか?
今後十年はアメリカは大丈夫かもしれない。日本も成長を続けるかもしれない。だが30年後、50年後は? それだけの長期スパンに渡って、アメリカなり日本なりの動向を見続けて、自分が正解かを確認し続けられるだろうか?
長期投資において一番重要なのは、退場しないことだと言われている。わけのわからないタイミングで暴落しても、確信を持ってホールドし続けられるかどうか。それが一番重要なことだ。
あと、投資商品を選ぶよりも、まともだと思える商品に投資する資金額を増やしたほうが、結果的にリターンが増えるということも認識しておかなければならない。
世界情勢がどのようなことになっても、株式市場が存在する限り、オルカン(ACWI)はまともな商品で有り続ける。それが僕がオルカンに投資している大きな理由だ。