現代ファンタジー案

ブレインストーミング

思春期に繰り返し訪れるビジョン。それは生まれながらに魂に刻まれた根源的拡張要因である。
2024年12月、世界に突如として7つの巨大な塔が出現した。それを境に3歳~7歳の子どもたちに超常的な力が発現した。水や雷といった自然界の力を操り、世界秩序は大きく乱れた。

世界が混乱に陥った後、各国の政府は能力者を管理下に置こうとしたが、相手が子供であったことと、単純に現行の武力では完全な管理が難しかったことから後手に回った。
能力に目覚めた子どもたちは独自にグループを作り、その一部がギャングのように振る舞うようになった。それに対して軍などが鎮圧に回ったが成功せず、最終的には管理下に置かれた能力者たちの舞台が最低限の秩序を守ることになった。
様々な要因で政府の管理を外れた子どもたちは、大半が独自のグループを作り、それぞれが個別のネットワークを持つに至った。
最終的に、能力者として積極的に既存の秩序に戦いを挑むアウトロー、政府に管轄された秩序維持のためのロウ、そして政府に管理はされていないが中立または協力的な立場のフリーランスという三つの勢力に分かれた。

レベル1からレベル5までの能力強度。
科学の力で制御できるのはレベル2までであり、必然的に政府に飼われている能力者はレベル2以下のものが大半。

人物

片桐蓮

 主人公。電気:ティア4の異能を持つ。16歳。
 フリーランス。独自のグループに所属している。世界でも有数のハイレベル能力者たちのグループで各国政府から注目されている。
 武装は刀。異能による電気を纏わせることで高周波ブレードとして用いることができる。
 電気を用いることでの遠隔攻撃も可能。導電の効率は周囲の環境に左右される。
 基本的にはティア3までの能力(自由加工)までを用いるが、自身の肉体限定かつ2分間という縛りを設けることで、奥の手でティア4:雷性加速を行える。効果は雷速を身体・知覚に再定義することによる自身の加速であり、効果時間中は超高速戦闘を行える。

水上橙香

 ヒロイン。水:ティア3の異能を持つ。16歳。
 日本の法下の筆頭戦力。日本政府・異能管理機関が保有している能力者の中ではティア3は最高強度。
 蓮とは過去の事件を通して友人になって、蓮の所属するグループに高確率で連絡が取れる数少ない人物。
 品行方正、礼儀正しく秩序を重んじる性格。その性格は異能にも現れていて、精密に水流を操り攻防一体の陣を用いた戦闘を行う。

情報屋 ティア3 蜘蛛の糸
 主人公のグループの一員。特定領域に糸を張って有形無形の情報収集を行う。
 直接的な戦闘能力はないが、ある特定の場所を要塞化することができる。

友人 ティア3 重力

六綿星

むつらせい。ヒロイン2。影:ティア3の異能を持つ。プレアデス=六連星(むつらぼし)。
敵組織の戦略戦力として幼少期から洗脳されてきた少女。
異能は『影』。影を実体のあるものとして定義して、影の表面積分の物理現象を任意に起こすことができる。
異能の性質上、夜の戦闘能力が非常に高い。本編では敵組織が都市に大規模停電を引き起こして能力の強化を図る。
幼少期から自分は戦闘のための人形だという刷り込みをされてきたが、一度だけ読む機会があったファンタジー小説「プレアデスの騎士」のヒロインと自分を重ね合わせ、いつか誰かが自分を救い出してくれる、駆けつけてくれるという潜在的願望を持つ。
影を展開することで夜の領域を作り出すことができる。セイ自身の心象風景の投影となる。

敵 ティア3


ヒロイン3 ティア4:無窮純白・絶対不変 常に自己を最善の状態で保ち、あらゆる物理的・精神的損害を受けない。

監察官 大人。能力者を管理するための政府の職員。

用語

異能者・恐るべき子供たち(エニグマリーダー)

世界各地に7つの塔が出現したと同時に異能に覚醒した、当時3~7歳だった子どもたちの総称。
以下の特徴を持つ。

・自然現象や物理法則、高位になれば空想上の概念さえ自由意志で行使することができる。
・無睡眠で活動できる特殊な神経系と、人類最高峰のアスリートさえ超越する身体能力を発揮する。

能力は国家機関の観測によってティア1からティア4までで設定されている。
現状ではティア4の能力者は全世界で3名しか確認されていない。またティア8までは自然現象の操作までが限界であるが、ティア4からは空想上の概念さえ行使するため、ティア3と4との間には超えられない壁があるとされている。
無睡眠で活動できるという特徴から、年齢よりも遥かに成熟した精神を持っている者が多い。

異能(エニグマ)

7つの塔の出現と同時に、当時3~7歳だった子供たちに発現した異能。
基本的には物理現象・自然現象を自由意志で行使することを指す。
ただし最高能力強度のティア4の能力者は、神仏や概念といった空想上の事物を現実世界にもたらすことができ、ティア3までの異能者と一線を画している。
七塔の創出者が便宜的にティア5(神)になるが、本編での登場は未定。
世界的に見てもティア3の異能強度は稀であり、更にその上位であるティア4に至った異能者は世界的に見ても数人しかいない。

ティア1:無律発生 何の制御もなくただ物理・自然現象を小規模に発生させる。
ティア2:単純制御 発生させた現象を自らの意思で操作できるが、最も基本的な状態に限られる。
ティア3:自由変形 発生させた現象を変化させて行使できる。
ティア4:存在定義 世界の一部を自らの異能の性質で再定義する。
ティア5:世界設定 自らの設定した法則で宇宙スケールの範囲の法則を上書きする。

ティア3は何らかの物理現象を現実世界にもたらすが、ティア4は既存の世界(物体)を自らの異能の性質へと変化させる。
例えば単純に雷撃を発生させるのはティア3で、自らの肉体そのもの(既に世界に存在しているもの)を雷の性質へと変化させるのはティア4になる。

ティア4の存在定義は世界からの修正力を受けるため時間制限が生じる。
広範囲に存在定義をもたらすほどに持続時間は短くなる傾向がある。
存在定義の持続時間は本人の能力強度に依存する。
存在定義が複数発動した場合、それぞれの法則が混在した領域となる。

ティア5は世界そのものを再設定するため、世界の修正力は生じない。

外理(アウターエッジ)

三勢力の一。国家権力に補足されず、また既存の秩序に対して敵対的な異能者。

法下(ロウキーパー)

三勢力の一。各国の異能機関によって管理される異能者。
大半がティア4以下の異能強度しか持たない。これは既存の軍隊で対処可能な範疇がティア4までの異能に留まるから。
少数ではあるが秩序の維持のために進んで法下に所属している異能者もおり、政府の管理を自分の意志で受けている。

遊手(フリーランス)

三勢力の一。異能機関に管理はされていないが、既存の秩序に敵対的ではなく、時に利害関係によって活動するもの。

異能管理機関

政府直轄の異能者を管理するための特殊機関。
主な任務としては、①異能者(特に外理)による治安悪化を防止する/②異能者を確保して戦力に加える/の2つがある。
当初は軍隊(自衛隊)を用いて異能者を確保・管理することを目的としていたが、既存の武力での対応がティア4までが限界であったことから、現在では軍による異能者の管理はあくまで軍能力の範疇にとどまっている。

七塔

2024年に世界各国に出現した7つの長大な塔。
成層圏を超える高さを誇り、また既存の科学では判定できない未知の物質で構築されている。
七塔の出現と同時に、世界中の3~7歳の子供たちに異能が発現した。

プロット

PLEIADES NIGHT

長期目標:塔の謎 →人類拡張の意思。

『純粋に生きる』→純粋な主人公
人は現実には純粋には生きられないが、もしも、純粋に生きることができたなら……
『努力して上位人に認められる』→努力する主人公と、完成された上位人
現実に認められることはないが、もしも、努力すれば認められる世界であれば……
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純粋で努力する主人公
新世界において完成している上位人
きっかけとなるヒロイン

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ワンショットイメージ
常識(楽)
暴力との対面 フリーランスとして依頼を受ける。 
環境を破壊されて戻れなくなる 
怒りの達成(モチベーションを得て、目的の宣言)
保護(新世界において既に完成している上位人に保護される)

新世界
問題点
技の教え
努力と失敗
きっかけ
技の会得(成功・喜び)
元凶(だがそもそも……・ピタゴラスイッチ・タイマーセット)

敗北
逃避
死(哀しみ)
絶望
奇跡

元凶への奇襲
劣勢
極限状態
リスクによる技の昇華 雷性変化の使用
死闘 影の城の攻略。
完全な勝利(リターン) 満天の星空。セイを抱えて飛ぶ
変化(楽)

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